土曜の朝、 まだ重い身体を無理矢理引きずり起こして布団から出ると、そいつは既に窓の外からこちらを覗き込んでいる。 昨日の夜には確かにいなかった。 でも昼過ぎには、いつのまにか居間に入り込んできていて、暗い壁の隅でじっと様子を伺っている。 和室…
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