ウブスナガミ
産土神(ウブスナガミ)様 をご存知だろうか?
その者にとって、母親のお腹の中にいて産まれるまでの大体2, 3ヶ月前から、その母親が暮らしていた住所、地域を護ってくださっている神様をいう。
さらに その神は、その者自身を、産まれる少し前から、産まれて 例え その土地を離れてどこへ行こうとも、寿命を全うするそのときまでずっと守護してくださっている。
諸説あるそうだが、自分はこの考え方を信じる事にしている。
.. と、偉そうに言って 実は、恥ずかしながら、この話を知ったのは まだ1年も経っていない ついこの間である。
我が産土神様に対しては かなり申し訳ない。
産土神様が祀られている神社の事は 産土神社(ウブスナジンジャ)というのだそうだ。
自分にとっての産土神社は、
大阪府泉佐野市春日町にある 春日神社。
そこは、生まれてから物心がつくかつかない時代に住んでいた地域だったので、訪れた先日は、記憶のあるなかではおそらく初めてお参りした日になる。
既に両親とも他界した今、その日は ふと思い立ち、少ない情報を頼りに 昔住んでいた家を探しに来ていたのだった。
その際、そんな不確かな状況のなか、家とは別に気になっていて なんとか見つけ出した場所でもあった。
その後いろいろ調べ直し、そして 本日、今度は確信を持って 気持ちを新たに、謹んで参拝させていただいた。
先日まで一度もお参りしていなかったというだけでなく その存在すら存じ上げずに、56年も過ぎ去ってしまっていた事を深くお詫びした。
それにも関わらず、生まれて今日これまでずっと見守ってくださっていた。
振り返えってみれば、この自分が曲がりなりにも よくぞここまで生きて来れた。
辛い事苦しい事も多いと感じてはいるが、人生の節目節目も どうにかクリアしてきた。
なによりも今 元気で生きる事ができている。
幸せだ。
心から感謝である。
ほんとうに有難うございます。
これからもずっとずっと引き続き よろしくお願い申し上げます。
産土神様 ...
いつも側にいてくれている ...
そう意識するだけで、
とても安心する..
というより、
自分.. というものが、安定する。
改めて そんな感覚を覚えた 今日は18日 ...
3ヶ月遅れで月は違うけれど、自分が産まれた日でもある。