モノゴコロ

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イッショウモノ

 


大学時代の友人知人をもう3人も亡くしている。

先日、4度目の命日に接して、その想いをこのブログの前回に投稿させてもらった 親友、
そして、その他にまだ2人...

悲しい話が続くが...


1人は、亡くなってからもう20年以上にもなる。
大学でできた最初の友達だった。

あの頃、自分たちの様な実に親不孝な大学生たちは、バイトばかりして自由に遊ぶ事がステータスだった。
その時代の合コン、ドライヴ、スキー、旅行、麻雀や飲み会.....
一緒によく遊んだ。

そんななかそれを特に謳歌していたソイツは、ちょっと若気の至りを地で行くところや、またちょっと歯の浮くレトロな青春モノみたいなところもある、でもどこか憎めない愛すべきお調子者だった。

それでもマトモに就職、結婚して、
30(歳)半ば働き盛り、転勤で家族に先行して単身で行った赴任先、出勤初日に職場に向かう途中のバス停で倒れ、そのまま.....
当時まだ幼い子供を残して...
ヤツもキツい勤務状態だったはずだ。

神戸が地元のヤツだったが、亡くなる少し前に電話で話していて、転勤(確か中国地方への異動だったと記憶している)が決まって好きな地元を離れるのがイヤだと洩らしていた。
寂しそうだったがそんなにむちゃくちゃ暗い感じでもなく、そう遠いところでもないからまた会おう的な話をしたと思う。
それが最後だった。

訃報をいち早く知って電話をくれたのが、先日命日のヤツだった。
そんな話をしたばかりだった事もあってまったく信じられなかったが、自分は電話口で大きく泣き崩れてしまった。

その後、まさか、その電話をくれたヤツまでが逝ってしまうとは.....


もう1人は、常に遊ぶという深い付き合いのヤツではなかったが、そいつも自分同様どこにでも顔を出し、顔が広く大学では軽音楽部でボーカリストだった。
プロを目指していて、ちょっと気取ったところもある70年代の探偵ドラマの主人公の様で、それもあって目立っていたというか、みんなに印象深いヤツだった。

お互い卒業してからも仕事中の出先でバッタリ遭ったり、
ソイツはその頃、MCの仕事をしていて、観に行っていたイベントの司会をやっていてお互い見つけてウラで少し話したり。
そんな事が何回かあったか?
その頃は、ローカル局だったがテレビの旅番組かなんかの現地レポートもやっていた。
それもテレビで見つけて、頑張ってるなって感じだった。

それからはずっと会う様な事はなかったが、
いつの間にか、知ってるヒトにはちょっと有名な芸能人になっていた。
大学時代話していた将来とは少し違った感じだった。ふとしたキッカケで知ってとても驚いた。

そして、訃報は、約4年半前、webニュースで知った。
肺癌だった。

病気の事は公表していた様だが、まったく知らずにいてさらに驚いた。


・  ・  ・


先日10月27日は、亡くなったその3人とも一緒に過ごした 大学時代の仲間での1年ぶりの飲み会があった。

そしてそれは、3人の追悼飲み会でもあった。


・  ・  ・


自分が大学へ行く事を決めた理由は、"友達を作りに行く"だった。

これまたある意味親不孝な10(歳)代後半だった。

あの頃、なんだか、親友や一生モノの友達ができるのは高校までで、それ以降はなかなかできるものではないと聞く事が多かった。
オヤジからもそんな事を言われた。今の友達を大事にしろよなどと。
だけど高校は、自分にとってあまりオモシロい場所ではなかった。
他校のヤツらとばかり遊んでいて、そういう友達が多かった。

だから、そういった聞いたり言われたりした事への反発や反動、そして学外にもたくさん友達を作る事ができるという自信から、中学高校の様なクラスやホームルームなどない自由な大学で自分からどんどん一生モノの友達を作ってやろうと意気込んで、入学から徐々にでき始めていたいろんなグループに顔を出していた。
また、そのグループの橋渡し的な事もやってどんどん広げていった。
当時は、クラブや同好会などに所属しなかった割にはけっこう顔が広いと自負していた。


でも、あれからかなりの時間が経って、
実際、そのほとんどとは結局、今はもう途切れてしまった。
そのなかでも少数ながら繋がっているのが、年1回と地味ではあるが、先の追悼飲み会に集まるヤツらだ。
最後に亡くなった親友とは一番よく会っていた方だが、その飲み会の一員でもあった。
アイツが生きてたときには一緒に他の亡くなった2人の事を肴にしてやって呑んでいた。

そういう意味では、亡くなった3人が、今も繋がっている事の大切さを教えてくれているのかもしれない。
意識しないと、忙しさにかまけて途切れてしまったヤツら同様、疎遠になってしまっていたかもしれない。

今回は出席できなかったヤツもいたが、みんな個性的ないい連中だ。
歳をとっても、オモシロくなくなったヤツはいない。相変わらずだ。
むしろ歳をとって、苦労して、いろんな経験も積んで、さらにオモシロくなってきたヤツもいたりする。
また逆に、自分も歳をとって連中の良さをさらにわかってきたというのもある。
会って話をするとなんだかとても安心できるヤツらだ。


仕事、家庭など、みんなまだまだ忙しくしている。
よくある同窓の飲み会だけど、これからも会える機会はそう多くはないのかもしれないけれど、
あの頃の様にガンガンいかなくても、頻繁に会わなくとも、
こうして久々に会うと変わらぬ笑いと安心感が共有できる。

それは、亡くなった3人ともまだ繋がっていると実感できるひとときだ。

とても大切に思えて、いいもんだ。


これからもまた、意識して、噛み締めて、
やっぱり一生モノにしていきたい。

改めて、そう思う。


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そして、
今からでもまだまだ一生モノの繋がりは広げていける。

最近またそうも思い始めている。