モノゴコロ

⭐️ 物心がつくって.. 幼い頃の話で よく言うけど... ⭐️ ⭐️ 実は.. それ以降ずっと.. 物心はついたままなんだ.. ⭐️ ⭐️ 生きてる限り... ⭐️

ルーツ

 


みんなド下手だった!
メチャクチャだった!
でも、メンバー全員飛び回って、ぶっ飛んでいた ‼︎
その自主コンサートが開かれた小さなライヴハウスいっぱいのお客は沸いていた ‼︎
大受けだった。


それが、高校時代も終わる頃、自分が初心者で初めて参加した"バンドというもの"だった。
自分にとっても、最初にしてそのインパクトはとても大きいものだったに違いない。

辛うじて、コミックバンドではなかった...
と、思う(笑)

今まで完全に忘れてしまってはいたが、もしかして、その時の気をよくした感覚がまだアタマのどこかにあるのか?
だからか、大受けしたその味をどこか忘れられずに、未だに趣味だが、またギターを弾いてバンドなんかをやり出しているのかもしれない。
ただ、さすがに今は飛び回ってはいない(笑)

そのコンサートの後、もう1回だけライヴをやってすぐに自分はバンドを抜けてしまったが、残ったヤツらはオリジナル曲をやり出し腕も上げてプロを目指すところまでしばらく頑張っていた。
今ではみんな、かなり立派なカタギの社会人だが。


今夜は、そんな"バンドというもの"に関わるキッカケをくれたヤツとかなりの久しぶりで会って呑む。
本当に久々だ。何年ぶりだろうか?
最近是非再会したいと思っていた友達のひとりでもある。
冒頭のバンドで一番ぶっ飛んでステージを引っ張っていたボーカルとMC担当。
他校のヤツで、それまでフォークの弾き語りなんかは少しやっていたが、ロックバンドなんかはまったく初めてで当時は勢いだけ。
ちょっと軽い感じにも見えるが、その頃からどこか突き抜けた感じを持っているオモシロいオトコだ。
本番に強く、何よりもパワー全開にみんなを盛り上げる力があった。

自分はベース担当だった。
コイツがキッカケをくれたといっても、他にやるヤツがいなかったので「オマエやれ!」と最初からパワー全開に言われて(笑)、その頃はまだ生ギターを少しやっていただけで弾いた事もなかったが、これも勢いでやっただけなのだ  (^^;;


今日一緒に呑むヤツは実はあと2人いる。

ひとりは、
同じく冒頭の自主コンでは別の出演バンドでキーボードボーカルをやっていたヤツ。
自分とは、随分と後に社会人になってから一緒にバンドを組んでいた事もある(このブログ11/10投稿分でも紹介)。
コイツもまた別の他校生だが、友達が多くて、後に自分もその友達の音楽仲間とも交流が広がり、そのなかのひとりが今のバンドのドラマーでもある。
我々がぶっ飛んだバンドをする前から独自に生ギターで活動し、洋楽邦楽を含めて幅広い音楽に興味を持って聴いていて、キーボードは我流で習得していた。
当時としてはいち早くいろんなアーティストのライヴビデオを録画したりしていて、みんなで家に詰めかけよく視にいったりしていた。

そしてそこで、複数校のヤツらで集まって視ていたライヴビデオの あるハジけたプロのロックバンド。
みんなそれに大きな衝撃を受け、
このコピーバンドを絶対にやりたい ‼︎
他のやりたいバンドも一緒に!みんなでコンサートをやろうぜっ ‼︎
と、まるで小学校レベルのテンションで大いに盛り上がった。
結果、企画して出来上がったのが、冒頭のぶっ飛びバンドであり、同自主コンサートであった。


それと今日会うもうひとり。

高1の時の同級生。
同じ高校でできた友達の中で、なんとか今も繋がっている唯一だ。
この前会ったのはもう2年半前か?
自分にギターを教えてくれたヤツ。
最初のギターを一緒に買いに行ってもくれた。懐かしい。
当時からコイツだけは、生ギターがムチャクチャうまくて同時にドラムもやって既にバンドも組んでいた。
同自主コンでは、さらにもう1つ別の出演バンドでドラムをやっていて、我らぶっ飛びバンドの2回目ライヴはこのオトコがドラムで入った。
しかも後にベーシストに転向し、これがまたバリバリ!
プロなのか?セミプロなのか?現在もプレイヤーとして本業の傍ら音楽活動も行ない、有名人のバックなんかもやったりしている。
自分にとって、聴く事以外での具体的な音楽との関わりはこのオトコのお陰で始まった。
さらに上述の2人と繋がったのもコイツを介してだった。


みんな高校時代に繋がったヤツらだ。

今までで最も感受性が高く血気盛んだった頃。
そこで出会った楽器を弾く事や人前で演奏するという事。
それを初めて知った感覚。

その具体的なキッカケとなってくれたキーパーソンたちである。


今の自分が形成された過程で特に重要な要素。

謂わば、今ある自分のルーツ。

そのひとつがそこにあった。

普段意識していない感覚だけど、確かに今も自分のなかにあるものだ。
改めて大事に思う。


そして、今の自分をカタチ作っているルーツはまだまだもっと他にもあるはずだ。

あの頃はよかったな〜
そんな言葉、自分はあまり使わないし、実際、今も充分にいい事はいっぱいある。

でも、ルーツを辿ることで再認識する自分というものもあるのではないだろうか?


今日はコイツらに会う事で、なんだか本来の自分というモノのひとつを確認できる気がする。



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