モノゴコロ

⭐️ 物心がつくって.. 幼い頃の話で よく言うけど... ⭐️ ⭐️ 実は.. それ以降ずっと.. 物心はついたままなんだ.. ⭐️ ⭐️ 生きてる限り... ⭐️

アイキ


唐突ですが、


私、少々、ギターを嗜みます。


で、ふと、自分の愛器たちの事もこのブログに刻んでみたくなり、

ただ、コレクターでもマニアでもないので、
所有しているものの本数も少なく、
さほど高価なものでもなく、
また、楽器の知識的にもあまり詳しい訳ではありませんが、

自分が弾き始めてここまで一緒に歩んできた仲間の紹介みたいな感じで、その楽器たちに出会った経緯や、今までやったバンド活動の事なども若干合わせて綴ってみようと思い立ち、

以下、ちょっと長くはなりますが、お付き合いいただければ幸いでございます。

m(_ _)m m(_ _)m m(_ _)m

 


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YAMAHA L-5

高校1年の時、当時¥50,000で買った国産のアコースティック(生ギター)。自分にとって最初のギター。
スティール弦。一般的にはフォークギターと呼ばれるヤツだ。
ちなみに一般的にクラシックギターと呼ばれるものはナイロン弦でガットギターとも言う。

初心者にしては価格はちょっとだけ高めだったか?むちゃくちゃギターがうまかった同級生が大阪心斎橋の三木楽器まで一緒に買いに行ってくれた。
エレキとかバンドとかやるにしても、最初は生ギターからやった方がいいというのがそいつの持論だった。
後にエレキを買ったのだが、あの頃はしばらくコイツばかり弾いていた。
当時憧れていたミュージシャンの曲は難しいのとピアノ系だったので、ギター1本系や歌本に載っている曲なんかをコピーしていた。
と言っても、テキトーだったなー。今もそうだけど。

ちょっと前久々に弾いてみたけど、長い間ずっと弾いてなかった。
状態が悪い訳じゃない。
安モンだけど、今となっては年代もんになってきたので、ちょくちょく弾いてやったらイイ音し出すかもしれない。

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いずれにしても、最初の楽器って思い出深い。
しばらく弾いてなかったけど、手離せない。

 


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Fender MUSTANG 1978 USA

海外からいらっしゃった方である。所謂電気的なヤツです。
しかも、その名の通りじゃじゃ馬でなかなか言う事を訊いてくれない。
チューニング狂い倒すし、パワーなく鳴ってくれないし。

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でも、そのパワーのないところが艶っぽかったりする独特の甘い音色が他の方にはないものを持っていらっしゃる。
いつか手懐けてメインのギターにしてやろうと目論んでいるのだが、力量不足な弾き手にはやはり魅力が無いのか、なかなかこっちを向いてくれない。

日本を代表するあるロック系ギタリストが世に広めたギターで、そちら志向の方達の間では今やかなり有名だ。
実際、そのヒトぐらいしか手懐ける事はできていないのではないだろうか?

一応ホンモノの部類には入るが、そのなかでも初心者向け的な扱いなので安めの、といっても新品価格¥160,000(だった多分)を、これも高校時代、同級生から新品に近い状態で、なんと¥45,000で譲り受けた。
あまりに手懐けられないのと、その頃はあまり買い手もなく高く売れなかったものと推察される。

当時その日本代表ギタリストはお茶の間ではアイドル的にテレビの露出も多く、自分も好きだったのだが、買う時はそのヒトが持っているものと同じだとは知らずに、なんかわからんけどお得なんとちゃうかだけで購入し、前述のように生ギターばかり弾いていた。
しかもその後、一時、ベースをやり出した事もあって、真剣に交際し出したのは社会人になってからだ(笑)

 


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FERNANDES THE REVIVAL PB type

で、これはその、ベースです。電気が必要です。こちらは国産。

まったく弾いていない。ごめん(ベースに対して)。

正式にはエレクトリックベースギター、略称?エレキベース
Fender PRECISION BASSのコピーモデル。¥60,000のレプリカ。

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ちなみに、FERNANDES は、象さんギターで有名な日本のメーカー。
知らんヒトは知らんか?


今も変わりないと思うが、初心者がバンドをやろうとしてメンバーを探すのになかなかいなくて一番困るのがドラム担当。
そして次にこの楽器の担当だ。
メンバーにキーボード奏者が必要であれば、その場合も探すのに苦労するかもしれないが。

ギターやってるヤツだけはやたらいるのに。

で、ベースの場合、とてもよくある話で、ひとりでギターを弾いているヤツに声がかかる。

オマエ、ベースやらへん?

ベースの4本の弦は、ギターの6本の太い方から4本のそれぞれ1オクターブ低いというだけだからだ。
実際そんな単純なもんではまったくもってないのだが、でも逆に大概、ベース奏者はギターを経てる。
いきなりベースというのはあまりないと思われる、多分。

そんな事で、声かけられてなんか二つ返事で一発バンドのベースを担当した。高校も卒業近かった頃だった。
一発の予定だったので楽器は借りもんだった。
誘われたのは同じ高校のヤツらではなく、冒頭のギターのうまいヤツの中学時代の友達とその友達みたいな関係のヤツらで、自主コン(サート)とかでスタッフ的に手伝いに行ったりしていて知り合っていた。
とは言え全員ほぼ初心者の下手クソ集団であった。
ハジけたロックバンドのコピー。
勢いだけでやってコミックバンドの手前みたいな感じになって盛り上がった。
そしてそれが、最初組んだバンドにしては自主コンライヴでエラい受けて気をよくしたのだった。

それがキッカケで、自分のなかでベースは一発で終わるはずだったのだが、なんだかオモシロくなってきて、さらにはベースで(勢いだけではない)ちゃんとした自分のバンドが組みたくなって、そして大学の時、組んだバンドではベースを弾いていた。

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余談が長くなったが、それで買ったのが写真のベース。三木楽器で購入。

本格的にやろうと思ってやり出した最初だったので、洋楽邦楽を問わず、様々なポップ、ロック系を節操なくコピーして、やった。
メンバーの知り合いのツテで、女子大軽音部の学祭なんかに出させてもらったりもしたが、でも結局、それ以外はあまりライヴもできずに頓挫した状態で、なんかまったくちゃんと活動できてなかったなー。

 


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Fender STRATOCASTER 1979 USA

1979年製。こちらも海外の方である。もちろん電気の力が必要なタイプ。

先程のMUSTANGは1978年製。最近では70年代後半製造のものでもヴィンテージもんと呼ばれるみたいだ。
昔は50年代とか60年代ものでないとヴィンテージの対象ではなかったと記憶しているが。
なんか時代が歳をとり始めたという感覚だ。

価格的には、50~60年代のものであれば場合によって何百万、下手すりゃ何千万するものも出てくる。
しかし、いくらヴィンテージとは言え、70年しかも後半となるとただそう呼ばれているだけで、今売っても良くて新品時価格くらいってな感じだとは聞く。
もちろんいずれもモノと状態による。
まあ何にせよ売る気はないが。

結局、ギターで本格的にバンドを始めたのは社会人になってからだった。
しかし、これも最初の子供ができた頃に頓挫してしまうのだが。
でも、それまでの間、内容的にも、自主コン含めライヴの回数的にも、この頃が学生時代よりもはるかに勢力的に活動していた。
コピーバンドを経てオリジナルなんかもやった。
また、自分の結婚2次会ライヴはかなり力を入れた。

そんななか、オリジナルをやる少し前あたりの時に、サブのギターが必要と思い買ったのがコイツだった。

当時勤めていた職場近くにあった小さな中古楽器屋で¥100,000で買った。新品価格¥250,000程だったと思う。お買い得だったのかな?
サブとして買ったというのは、やっと弾き始めたMUSUTANGがその頃、割と機嫌が良くてチューニングもあまり狂わず、メインギターとしたかったからだった。

ところがこのSTRATOCASTER、やはり腐ってもホンモノなので、弾かせていただく上で何かとシッカリされておられるところも多く、いつの間にかメインギターとなってしまった。
それがキッカケか?MUSUTANGは機嫌を損ねてしまい、逆に控えに回っていただき現在に至っている。

子供ができてからも、友達の結婚2次会や一発再結成など、また、たまに友達とスタジオ入って少しは音を出したりしていた。

そしてようやくここに来て、懲りずにまた3年くらい前から新しいバンドをやり出している。
自称オシャレ路線でいろんな洋楽をカヴァーしており、自分らなりの解釈で原曲を大きく変えたりして様々なアレンジを試してやっているのだが、そんな場でもやはりコイツは音色的にどんなアレンジにもオールマイティなところで対応しくれ重宝している。

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ただ、最近ちょっとした不具合も出てきている。
ヴィンテージと言われる歳にもなったので、機嫌を損ねている方も合わせて久々にギタードック(笑)にでも連れて行って診てもらった方が良いかなとも思っている。
曲によって使い分け、どちらもメインで使えるようにしたい感じだ。

 


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Ovation S771N-4 Balladeer Special

つい約1年前に久々に購入したギター。エレアコ(エレクトリックアコースティック)。海外の方です。

どうも金は無いけどホンモノが欲しい性分で、ついつい中古楽器を買ってしまう。
コイツも同じく中古で、¥60,000。新品価格は多分¥150,000くらいでホンモノといっても安い部類だが。
最初のギターからは38年。これも三木楽器で購入。

あれから、38年も経ったのか・・・・・

このメーカーは、所謂エレアコの走り。
エレアコとは、アコースティックとしてそのままでも充分鳴るのであるが、ピックアップが付いていて電気の力を借りてアンプなんかに繋いで音を出す事もできる。
最近の生ギター系はこのタイプが多くなってきている。
なかでもOvationのギターは総じて独特の音色を持っている。
冒頭に触れたスティール弦とナイロン弦、これはスティール弦だが、音作りによってその間の様な音色が出せると個人的には感じている。
また、ボディーの裏側が普通と違って丸くなっており、この部分はヘリコプターのプロペラに使われているのと同じ素材で作られているそうだ。
それがどう音に影響しているかは理解してはいないが。

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Ovationは、1970年中頃、解散した世界で最も有名なバンドのメンバーだったあるアーティストが自らのバンドを率いて.....
持って回った言い方はやめよう...
彼のポールマッカートニーが、ウイングス時代の全米ツアーあたりから使用して広く知られる様になったメーカーで、当時、そのツアーを記録したアルバムで聴いた音と載っていた写真に、また後に、その時のライヴフィルムが上映されたものを劇場に観に行き、憧れて、このメーカーのギターをいつかは持ってみたいなと思っていた。
コイツはそんなメーカーの2000年製造(多分)の安モンではあるが。
でも、やはりOvationはOvation!
この歳でようやく手に入れ感無量だ。

ギターなんかを買ったのはかなり久しぶりだったし、ちょっとテンション上がった。
エレアコを導入した事でバンド演奏曲のアレンジの幅も広がる。

う~ん、やはり練習せんといかんな~~~・・・・・

 


・・・・・・・ふぅ~、以上、やはり、その頃の思い出も入ってくるとかなり長文となってしまった。

 


よく、楽器を弾くっていい趣味だなどと言われたりする。

自分にとっては、ただ随分長い間、弾いたり弾かなかったりでダラダラ、なんか結果的に続いているだけの部分もあるのだが。


でも前に一度、音楽に対しての思いをこのブログに投稿したとき、その内容を書いてみて逆に自分で気づいた様なところもあって。

以下に改めて誌してみる。

 


ホントは生きがいと言いたいところだけど、全くもってそこまでには至っていない。

何事にも熱心なヒトはハンパないし、凄いヒトは凄い。
それに比べたらほんの暇つぶし程度のレベルなのかもしれない。

だけど、ヒトに趣味は?と訊かれたら、そう答えてしまう。
今までずっと。

他に言えるモノが何も無いからかもしれないけど。

でもそうでありながら、ただの趣味と言ってしまうのも、なんだか情けない。
そんな気持ちだけで関わってきた。

 


今日紹介したギターたちははこの気持ちと一緒に過ごして来たヤツらなんだ。

そう振り返ると、今からでもやっぱりちょっと、ただのいい趣味を超えてみたくなる。